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田んぼの土をトラクターで耕し、やわらかく掘り起こす作業。 土壌の性質によって、肥料を撒いて稲の育ちやすい土を作ります。
田んぼに水を入れ、土と水をロータリーでかき混ぜ、田んぼの表面が平らになるようにならしていきます。
発芽した種もみを、床土と肥料を詰められた育苗箱に蒔いていきます。 種もみを蒔いたあと再度育苗箱に薄く土を入れ被せます。
育苗箱はビニールハウスやビニール覆ったトンネルなどで育てられます。 ビニールをときどきあけて日光に当てながら少しずつ外の空気にならし、水や肥料を調整して大事に育てます。
種まきをして出芽させた苗を、田んぼの苗代(苗を育苗する場所)に出す作業です。 人間で言うとお子様を保育園や幼稚園に行かせるみたいな感じです
田ならしの後、水の深さを揃え、肥料が全体に行きわたらせます。 水はけも均一になり稲がムラなく成長できる条件を整えます。
昔は手作業で田植えをしていましたが、今では田植え機を使い、真っすぐ均等に苗を植えます。 田んぼがどんどん苗でうまっていきます。
田んぼの中に生える草を抑制するための除草剤を散布します。 日本の農薬使用基準は世界でもとても厳しく、使う量や濃度、回数が細かく決められています。
新しい根がどんどんのびて肥料分を吸収するよう、雑草をこまめに抜きます。 また、根に酸素を与えるため、列の間を耕す作溝を行います。
稲穂が垂れるようになると稲刈りが始まります。 刈り取りと脱穀を同時にできるコンバイン一般的に使用されています。
刈り取られた稲は乾燥機にかけます。稲が腐ってしまわないように熱風をあてて乾燥していきます。 急に乾燥すると米にひずみが生じ割れてしまいますのでゆっくりと乾燥していきます。
白米や玄米の中から被害米や着色米を検出し、エアで吹き飛ばすことにより良品から不良品を取り除きます。 これにより、綺麗なお米だけを選別しお届けすることができるのです。
農産物検査を受けて「産地、品種、産年、等級」を検査員が決定します。 この検査を受けないと、どんなに良いお米でも産地、品種、産年を表示して販売することができません。
一般的な流通の流れは「生産者 → 農協 → (コメ価格センター) → 卸売業者 → 小売業者 → 消費者」となります。 もみの重さをはかり測り、もみを乾燥させ貯蔵。もみからもみ殻を取って玄米にし小分けされ袋づめされた玄米が出荷されてます。